■生態
トコジラミは、近年海外からの旅行者増加による持ち込みや日本人の海外旅行者の増加による持ち帰りなどや、殺虫剤に抵抗性があり、防除が難しい事が要因にあげられ、日本でトコジラミが増加しています。
成虫の体長は5-8mmで、だ円型。空腹時は扁平、吸血すると体節が伸び丸く膨らむ(成虫は体重2倍、幼虫は3-6倍に増加)。メスは生涯に200-500個の卵を産む。成虫寿命は3-4か月。幼虫、成虫、メス、オスすべてが吸血。潜伏場所からヒトの出す炭酸ガスを探知して接近して吸血する。吸血時間は幼虫は3-10分、成虫10-15分と長い。満腹になると落下し、潜伏場所に戻る。
■危険性
●最初数回は吸血されてもかゆくないが、アレルギー反応なので数回吸血されると感作し、以後は吸血されるとかゆくなり、皮膚に発赤、丘疹がでる。かゆくて掻き過ぎると細菌が入り、二次感染で症状が悪化することもある。
●一番吸血しやすい所は寝室で、ベットやソファーの隙間や縫い目に潜伏しています。生息数が増えると家具の裏や引き出しの裏などや隣の部屋まで広がります。
■対策
トコジラミは人や荷物に付着して室内に持ち込まれ、そこで定着して拡散します。鞄のネジ穴や隙間、スニーカーなどさまざまです。室内への持ち込みを完全に防ぐ方法はないので、持ち込まれたものを早期に発見して駆除する事が一番です。
■駆除方法
目視や捕獲トラップなどを使用して調査を行ないます。マットなどは吸い取り除去し、スチーム加熱殺虫やエアゾール殺虫、加熱乾燥庫殺虫などを行ないます。また、予防法として定期的に調査を行ない、潜伏場所の穴をふさいだり、清掃の提案を致します。
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